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剣山。 [trekking]

2011年8月3日(水)のお話。

「僕の夏休み」2日目は徳島県の最高峰にして西日本・四国第二の高峰となる剣山を歩きます。

当日の起点は登山リフトもあり駐車場が完備されている見ノ越とします。
徳島市内から車で2時間、とても国道とは思えない438号線をひた走り、標高も稼いで到着。
ただ、この剣山は見ノ越からリフトを使ってしまうとアッと言う間の山頂なので、
駐車場脇の剣神社境内を抜けて登山道に入ります。
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そんな出だしの登山道は美しいブナ林に囲まれており、リフトなんてもったいないほど。
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途中、その登山リフトと交差しますが…結局、観光客用のリフトなのかもしれません。
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そして登山リフトの到着地である西島に着くと、そこからはいくつものルートが派生しており、
どれがどんなものなのか分からないので、そのうちの一つである大剣ルートを歩いてみます。
P8033241.JPG

この大剣ルートの途中には、御塔石をしたがえた大剣神社があり山岳信仰の山だと窺え、
P8033255.JPG
境内の水たまりには摘まれたアザミでしょうか?活けられてます。
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そんな大剣神社を過ぎれば山頂にある雲海荘が見えてきて、
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要するに山頂はもうすぐそこと言うことですね。

剣山の山頂付近は平家ノ馬場と呼ばれ、ミヤマクマザサが広がる平らな草原状の頂上部で、
平坦地が故の踏み荒らし問題により、木道が整備されていると言った残念な過去を持っています。
P8033268.JPG

この剣山は、山名とは裏腹に頂上部だけ笹っ原が広がるたおやかな山容を見せていますが、
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その剣山周辺の山々も、ナゼか同じような山容を見せているのがとても印象的な山域です。

で、さすがにこのままピストンをしたのでは物足りないので、一ノ森経由の周遊をしてみましょう。
P8033271.JPG

その一ノ森へ向かう稜線はこんな感じの気持ちの良いところを歩け、
P8033300.JPG
これは行かないと損ですね、テンション上がります。

そしてその一ノ森からは、剣山(右)と対峙している次郎笈(左)を見ることが出来ます。
P8033309.JPG
ちなみに剣山の別名は太郎笈と呼ぶそうですよ。

一ノ森からの帰り道、四国一の清流と知られる穴吹川の源流となる沢がありました。
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有機物汚染の目安となる生物化学的酸素要求量(BOD)の平均値が0.5㎎/ℓと最も低く、
四国にある一級河川20河川の中で一番きれいな川とされているようです。

こんな優しい顔を持つ剣山には、キレンゲショウマと言う天然記念物の花が咲いています。
P8033330.JPG
いっぱい咲いています。
P8033328.JPG
凛とした花ですね。

四国一の清流を抱え、キレンゲショウマが咲く、清く美しい剣山は、
やや観光開発化されてはいるものの、まだまだ多くの自然が残る美しい山でした。
一時は荒廃化した頂上部も、今後は人の手で自然が回復していくのでしょうね。

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コメント 3

もうぞう

気分の良さそうな山ですね。
by もうぞう (2011-08-14 18:56) 

ロバ

nice! 一番乗りで恐縮です。
レンゲショウマは御岳山で見たことがありますが、キレンゲショウマ初めてです。
by ロバ (2011-08-14 20:27) 

hide

>もうぞうさん

頂上部は笹原が広がり眺望良しの山でした。
ただ、当日はガスっちゃったのが残念でした…
(写真はガスが晴れた時のものを選択して使っています^^;)

>ロバさん

私もキレンゲショウマ自体、初めて知りました。
レンゲショウマは鳳凰三山のドンドコ沢で見かけたきりだったかな?
あまり見かけない花ですよね。


by hide (2011-08-15 00:15) 

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