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武尊山。 [trekking]

2011年5月20日(金)のお話。

ヤシオを観る目的を兼ねて5月の遠征は群馬と栃木の山歩き。
せっかくですので金曜日に有給休暇を取得して、3日間たっぷりと山に浸る計画。
その遠征1日目は、久しぶりの百名山を歩こうと残雪期の上州武尊山をチョイスしてみました。

当日のコースは“SNOWPAR OGNAほたか”から前武尊を経由して沖武尊を目指します。
歩き始めは雪のないゲレンデを黙々とハイクアップ。
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そして足元には春の息吹を満載にした蕗の薹(ふきのとう)が顔を出しています。
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そんなふきのとうの天ぷらはビールのお供。この苦々コンビは相性抜群です。

ゲレンデ歩きを3.5㎞したところでリフト山頂に到着するも、その先の登山道が見当たらない…
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早くも路頭に迷います。

が、そんな迷える子羊に朗報、踏み跡を発見!どうやら先行者が一人居るようです。

その先行者が残した行ったり来たりの踏み跡を辿っては見失い…
何度となく自ら道なき道を抜け、予定時間を30分過ぎた頃、やっとのことで前武尊に到着。
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そんな前武尊には、何か遠くを見つめていらっしゃる日本武尊さんが居りました。
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そして概ねハイクアップが終わったその先には、変テコな山容の剣ヶ峰が見えてきます。
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その剣ヶ峰方面へ歩みを進めると、ルートは剣ヶ峰を避けるように東側をトラバースする様子。
ただ、当日はアイゼンを車に置いてきてしまい、貧弱装備な私…今としては判断ミスです。
滑ったら危険だなと思いつつも、先行者の踏み跡だけを頼りに慎重に歩みを進めてみます。
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とその時、ナゼか先行者らしき人が下の方から必死に這い上がって来るではないですか…
どうやら聞いてみると、足を滑らせて10mほど雪面を滑り落ちてしまったそうです。

あ~、ここで私も止めときましょう。
そんな訳で残雪期の武尊山…あえなく敗退です。

【教訓】
積雪期であれば目的地に向かい、概ね真っ直ぐ歩くことが出来るのに対して、
残雪期では所々にブッシュがあり、基本的に登山道から外れると障害物によりルートが妨げられる。
要するに薮漕ぎしないと進みたくとも進めない状況に…
また、雪が緩く脚がとられやすいので、無駄な動きが多くなり余計な体力を消耗し過ぎます。

山に対する事前の調査不足と安易な装備不足。
残雪期に対する経験不足をまざまざと露呈してしまった遠征1日目の山歩きでした。

まぁ、山はいつでもそこに居るからと三歩くんが言っていた。
また行くよ~武尊山!

手強い残雪期。 [trekking]

5月の遠征は残雪期の山歩きとなりました。
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色々な意味で残雪期は難しい…
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