伯耆大山。 [trekking]
2011年8月7日(日)のお話。
「僕の夏休み」6日目は中国地方最高峰となる伯耆大山を歩きます。
この伯耆大山は西側から見ると富士山のように見えるため伯耆富士や出雲富士と呼ばれる一方、
南北側からは東西に長く荒々しい岩壁が剥きだしとなるアルペン的な景観を見せている山です。
そんな伯耆大山の登山道はどんなものなのでしょう?楽しみです。
当日の起点は大山寺から伯耆大山の頂稜西端にある弥山を目指す夏山登山道を歩きます。
ちなみに伯耆大山は頂稜部の崩壊が激しく、東端の剣ヶ峰(最高峰)へは弥山から行けません。
起点の大山寺は山岳信仰の拠点で、ご本尊は地蔵菩薩です。
この大山寺は比叡山から直接住職が派遣される天台宗別格本山の寺院に位置づけされ、
ここで住職を務めた僧侶は比叡山での出世が約束されキャリア形成のための寺院ようです。
そんな歩き始めは、一帯をブナ林に囲まれ緑鮮やかな世界が広がっており、
西日本一のブナの原生林を形成しているようです。
その西日本一のブナ林に囲まれた夏山登山道はひたすらのハイクアップを要されます。
とにかく高度を稼ぎ歩くこと1時間弱、ようやく辺りの景色が見えてきました。
そこが5合目、半分です。
この5合目以降、特に6合目を過ぎた辺りからは周囲の展望も効きはじめ、
北側のアルペン的風景が目を楽しませてくれるようになります。
また、振り向けば日本海に弧を描く弓ヶ浜の形も良く見えます。
山から海が見えるというのは、丹沢を山の祖として持つ神奈川県民トレッカーの心をくすぐります。
そろそろ稜線上と目線の高さがあってきた頃。
休みなく続いたハイクアップも小休止。
そこにはちょっとしたお花畑が広がっておりました。
まずは一番多く咲いていたイヨフウロ。
これはコオニユリ。
これはダイセンコゴメグサですかね。
きっと、ヤマハハコの仲間でしょう。
そんなお花畑に囲まれる頃からは、山頂に向けて緩やかに続く木道を歩きます。
その木道を良く見回すと、辺りはハイマツのように広がるキャラボクの群生。
日本最大の群生を形成して、ダイセンキャラボクとして天然記念物に指定されているようです。
その木道は山頂まで続いており、緩やかに登り詰めることで弥山の山頂に到着です。
その弥山の山頂からは稜線伝いに最高峰の剣ヶ峰まで見渡せます。
なかなかアルペン的な稜線が続いていますね。
しかし、この先の稜線は崩壊著しく通行禁止に…
観光登山が出来る山だからこその通行禁止かとも、気持ち良さげなだけあり少し残念ですね。
この「僕の夏休み」4つ目の山にして、やっと山頂で遠望が利きました。
少しガスがかかるタイミングもあったものの、晴れていることでテンションが違っていました。
しかも先に触れた通り、海が見えていると言うことも更にテンションが上がった要因ですね。
こんな言うことなしの山歩きに、心も身体も充足され満足な山歩きで締めくくれました。
そんな伯耆大山で感じたことをひとつ…
それは無料トイレを完備している頂上避難小屋が抱える問題。
この伯耆大山は大勢の方々に愛されているようで、いつも多くの登山者で賑わっているようです。
当日も相変わらず昼からの山歩きとなった私は、多くの方とすれ違うことでその人気振りを実感。
それだけ大勢の方が登る人気の伯耆大山で見かけた山頂トイレ問題…
「山頂トイレ汚泥キャリーダウン」と称して汚泥を人海戦術で降ろすイベントがあるようです。
毎年大勢のボランティア参加者が集まるようですが、観光登山が出来る山の宿命なのかとも…
携帯トイレなんぞ観光登山者は持っていないし、それ以外のマナーも微妙な程度しか備わってない。
それを山好き登山者が無償で降ろす。← いいことですよ。
でも、「う~ん」と個人的に色々と感じるところが多くありました。
解決にはならないでしょうが、トイレを有料化することでマナーアップにも繋がるかと思うのですがね。
決して、お金を取ってヘリコプターで降ろすことを推奨している訳ではないですが…
生理現象だからこそどうにもならないことくらい分かっていますが、どんなものなんでしょう?
「僕の夏休み」6日目は中国地方最高峰となる伯耆大山を歩きます。
この伯耆大山は西側から見ると富士山のように見えるため伯耆富士や出雲富士と呼ばれる一方、
南北側からは東西に長く荒々しい岩壁が剥きだしとなるアルペン的な景観を見せている山です。
そんな伯耆大山の登山道はどんなものなのでしょう?楽しみです。
当日の起点は大山寺から伯耆大山の頂稜西端にある弥山を目指す夏山登山道を歩きます。
ちなみに伯耆大山は頂稜部の崩壊が激しく、東端の剣ヶ峰(最高峰)へは弥山から行けません。
起点の大山寺は山岳信仰の拠点で、ご本尊は地蔵菩薩です。
この大山寺は比叡山から直接住職が派遣される天台宗別格本山の寺院に位置づけされ、
ここで住職を務めた僧侶は比叡山での出世が約束されキャリア形成のための寺院ようです。
そんな歩き始めは、一帯をブナ林に囲まれ緑鮮やかな世界が広がっており、
西日本一のブナの原生林を形成しているようです。
その西日本一のブナ林に囲まれた夏山登山道はひたすらのハイクアップを要されます。
とにかく高度を稼ぎ歩くこと1時間弱、ようやく辺りの景色が見えてきました。
そこが5合目、半分です。
この5合目以降、特に6合目を過ぎた辺りからは周囲の展望も効きはじめ、
北側のアルペン的風景が目を楽しませてくれるようになります。
また、振り向けば日本海に弧を描く弓ヶ浜の形も良く見えます。
山から海が見えるというのは、丹沢を山の祖として持つ神奈川県民トレッカーの心をくすぐります。
そろそろ稜線上と目線の高さがあってきた頃。
休みなく続いたハイクアップも小休止。
そこにはちょっとしたお花畑が広がっておりました。
まずは一番多く咲いていたイヨフウロ。
これはコオニユリ。
これはダイセンコゴメグサですかね。
きっと、ヤマハハコの仲間でしょう。
そんなお花畑に囲まれる頃からは、山頂に向けて緩やかに続く木道を歩きます。
その木道を良く見回すと、辺りはハイマツのように広がるキャラボクの群生。
日本最大の群生を形成して、ダイセンキャラボクとして天然記念物に指定されているようです。
その木道は山頂まで続いており、緩やかに登り詰めることで弥山の山頂に到着です。
その弥山の山頂からは稜線伝いに最高峰の剣ヶ峰まで見渡せます。
なかなかアルペン的な稜線が続いていますね。
しかし、この先の稜線は崩壊著しく通行禁止に…
観光登山が出来る山だからこその通行禁止かとも、気持ち良さげなだけあり少し残念ですね。
この「僕の夏休み」4つ目の山にして、やっと山頂で遠望が利きました。
少しガスがかかるタイミングもあったものの、晴れていることでテンションが違っていました。
しかも先に触れた通り、海が見えていると言うことも更にテンションが上がった要因ですね。
こんな言うことなしの山歩きに、心も身体も充足され満足な山歩きで締めくくれました。
そんな伯耆大山で感じたことをひとつ…
それは無料トイレを完備している頂上避難小屋が抱える問題。
この伯耆大山は大勢の方々に愛されているようで、いつも多くの登山者で賑わっているようです。
当日も相変わらず昼からの山歩きとなった私は、多くの方とすれ違うことでその人気振りを実感。
それだけ大勢の方が登る人気の伯耆大山で見かけた山頂トイレ問題…
「山頂トイレ汚泥キャリーダウン」と称して汚泥を人海戦術で降ろすイベントがあるようです。
毎年大勢のボランティア参加者が集まるようですが、観光登山が出来る山の宿命なのかとも…
携帯トイレなんぞ観光登山者は持っていないし、それ以外のマナーも微妙な程度しか備わってない。
それを山好き登山者が無償で降ろす。← いいことですよ。
でも、「う~ん」と個人的に色々と感じるところが多くありました。
解決にはならないでしょうが、トイレを有料化することでマナーアップにも繋がるかと思うのですがね。
決して、お金を取ってヘリコプターで降ろすことを推奨している訳ではないですが…
生理現象だからこそどうにもならないことくらい分かっていますが、どんなものなんでしょう?