北岳。 [trekking]
今夏のテント泊山行はどこへ行こう?
日曜日に有給休暇2日を合わせて2011年9月11日(日)~13日(火)で白峰三山縦走を計画。
あえて土曜日を外したのは静かな山歩きがしたかったから…これがゆくゆく正解でした。
台風12号の影響により芦安から広河原へ向かう県営林道南アルプス線が通行止めとなっており、
今回の山行計画を見直しせざるを得ない状況が続いておりましたが…
そこは中北林務環境事務所さまの手早い仕事ぶりのおかげで広河原へ向かうルートが9日に確保、
予定通り白峰三山縦走計画をスタートさせる準備は整えてもらいました。
2011年9月11日(日)のお話。
朝5時半頃に市営芦安駐車場に到着。
3年前、甲斐駒・仙丈山行へ出かけた梅雨明けの3連休は大混雑で麓の臨時駐車場だったのに、
今回はさすが9月の日曜日なだけあって駐車場も空いており予想通りでにんまりです。
更に乗り合いタクシーの人数調整にも加えてもらうことができ、快適に広河原へ向かえます。
朝7時の広河原は山の稜線から差し込む陽射しでようやくお目覚めな感じ。
天気良好、まさに幸先良しですね。
と思いきや、いきなり予定変更を余儀なくされる出来事が…
それは台風12号の影響により大樺沢が増水、八本歯ノコルは崩落注意のため通行禁止。
計画では大樺沢→二俣→八本歯ノコル→北岳山荘のCT5時間40分を予定していたのですが、
仕方なく白根御池→草スベリ→肩ノ小屋→北岳山頂→北岳山荘のCT8時間05分へと変更になり、
幸先良しだったはずなのに、いきなり重荷を背中に抱え不安感募る歩き出しとなってしまいました。
そんな白根御池へ向かうルートは樹林帯の中のハイクアップを要される急登が続き…
景色もない登山道でひたすら高度稼ぎを強いられます。
当日の装備は久しぶりのテント泊で、水と食料を抜いて約11㎏程。
この重さを背負っての急登ハイクアップに身体が持ち応えられるのか?とやや自信喪失気味に…
さすがに息も上がってくるが、一歩一歩と歩みを進めれば必ず着くのも山歩きですね。
広河原から約700mの高度稼ぎの末、標高2,230mにある白根御池に到着。
そこには2006年にリニューアルされた新しい市営の白根御池小屋があり、
バニラか白桃のソフトクリームが食せます。
ちなみにコレは白桃、果肉入りシャーベットのような食感で喉が潤います。
500円と割高感があるものの、身体をクールダウンさせるには費用対効果抜群のアイテムです。
さて、未だ中間地点にも及ばない白根御池から先もしばらく急登ハイクアップが続きます。
今度は小太郎尾根まで約500mの高度稼ぎを要される草スベリは、
樹林帯の合間を縫う草っ原の急登であり、陽射し遮るものなく思いのほかキツイ登りです。
反面、遮るものがないと言うことは空もよく見えるということ。
北岳の頂も見えてきました。
コツコツ標高を稼ぎ小太郎尾根までくると涼しい風が吹いてきます。
景色も高山っぽくなってきて、気分も爽快。
森林限界を超えた稜線歩きが始まると、北岳近し印象。
青い空に湧く雲、北岳が待っています。
そんな小太郎尾根を歩くことまもなくして北岳肩ノ小屋に到着。
今は北岳に向かう唯一のルートであり、肩ノ小屋を宿泊地とする方が大半のようです。
そんな肩ノ小屋も、既に真昼間の静寂を取り戻しておりのんびり休憩をさせてもらいました。
さて、ここから一登りで北岳山頂なんですが…
なんだか湧く雲がガスのように変わり、あれよあれよと周囲を包み込み。
6時間かけて歩いてきた山頂は…
間際でガスガスです。
どうですかぁ!この北岳山頂から見渡せる景色は!とお伝えしたいのですが…
30分くらい待っていても…ダメ。
そんな訳でピークからの眺望を諦め北岳山荘へ向かい高度を落とし始めると…
所詮、こんなもんですね。
でも、さすがに登り返す根性はなく、ヘタレです。
そして本日の宿泊地となる北岳山荘には午後3時前に到着。
さっそく受付を済ませてテン場に行くとまだ2張のみ、設営箇所は選びたい放題です。
で、まだまだ時間も余りまくっているので、今回持ち上げてきた道具を広げ撮影をして遊びます。
少しご紹介を…
■前列左から
・コッフェル:EVERNEW/Titaninm深型S Pot500
・ストーブ:EPI/REVO-3700 S-1028+EPIgas(パワーカートリッジ)110g
・救急キッド:deuter/First Aid Erste Hilfe(中身は薬やソーイングセット、ビニールテープetc.)
・テントライト:Coleman/LED ライト
・座布団:ISUKA/Comfy Seat
・防寒着:TNF/アコンカグアジャケット (ダウン)
・雨具(上下):mont-bell/レインフィールダージャケット
■2列目左から
・シュラフ:mont-bell/U.L.A.ダウンハガー#3
・マット:mont-bell/U.L.コンフォートシステムパッド 150
・テント・フライシート・ポール:アライテント/エアライズ2
・着替え:下着や行動着etc.
・マット:RIDGEREST/サーマレスト
ちなみに…
・写ってはいませんが、ザックはkarrimor/Cougar50-75でコレが意外と単品で重い。
・更に下に敷いてあるシートは、いつも山へ持って行く“出光”から貰ったレジャーシートで、
最大の利点は、使い続けているが故、折れ目ならどっちにでも折れる便利仕様となっております。
そんな撮影をしたり、テントを設営したり、食事をしたりしていたら…
空が赤く染まり始めていました。
北岳も山頂部分だけが頬を染め始め、
少しだけアーベンロートな北岳さんです。
そして反対側に目を向けると、そこには中秋の名月前日のお月さんに富士山のツーショット。
さすが稜線上のテン場は違うなと関心仕切り。
重い荷物を上げてきたご褒美とばかりに素晴しい景色を見せてもらいました。
明日へ続く…
日曜日に有給休暇2日を合わせて2011年9月11日(日)~13日(火)で白峰三山縦走を計画。
あえて土曜日を外したのは静かな山歩きがしたかったから…これがゆくゆく正解でした。
台風12号の影響により芦安から広河原へ向かう県営林道南アルプス線が通行止めとなっており、
今回の山行計画を見直しせざるを得ない状況が続いておりましたが…
そこは中北林務環境事務所さまの手早い仕事ぶりのおかげで広河原へ向かうルートが9日に確保、
予定通り白峰三山縦走計画をスタートさせる準備は整えてもらいました。
2011年9月11日(日)のお話。
朝5時半頃に市営芦安駐車場に到着。
3年前、甲斐駒・仙丈山行へ出かけた梅雨明けの3連休は大混雑で麓の臨時駐車場だったのに、
今回はさすが9月の日曜日なだけあって駐車場も空いており予想通りでにんまりです。
更に乗り合いタクシーの人数調整にも加えてもらうことができ、快適に広河原へ向かえます。
朝7時の広河原は山の稜線から差し込む陽射しでようやくお目覚めな感じ。
天気良好、まさに幸先良しですね。
と思いきや、いきなり予定変更を余儀なくされる出来事が…
それは台風12号の影響により大樺沢が増水、八本歯ノコルは崩落注意のため通行禁止。
計画では大樺沢→二俣→八本歯ノコル→北岳山荘のCT5時間40分を予定していたのですが、
仕方なく白根御池→草スベリ→肩ノ小屋→北岳山頂→北岳山荘のCT8時間05分へと変更になり、
幸先良しだったはずなのに、いきなり重荷を背中に抱え不安感募る歩き出しとなってしまいました。
そんな白根御池へ向かうルートは樹林帯の中のハイクアップを要される急登が続き…
景色もない登山道でひたすら高度稼ぎを強いられます。
当日の装備は久しぶりのテント泊で、水と食料を抜いて約11㎏程。
この重さを背負っての急登ハイクアップに身体が持ち応えられるのか?とやや自信喪失気味に…
さすがに息も上がってくるが、一歩一歩と歩みを進めれば必ず着くのも山歩きですね。
広河原から約700mの高度稼ぎの末、標高2,230mにある白根御池に到着。
そこには2006年にリニューアルされた新しい市営の白根御池小屋があり、
バニラか白桃のソフトクリームが食せます。
ちなみにコレは白桃、果肉入りシャーベットのような食感で喉が潤います。
500円と割高感があるものの、身体をクールダウンさせるには費用対効果抜群のアイテムです。
さて、未だ中間地点にも及ばない白根御池から先もしばらく急登ハイクアップが続きます。
今度は小太郎尾根まで約500mの高度稼ぎを要される草スベリは、
樹林帯の合間を縫う草っ原の急登であり、陽射し遮るものなく思いのほかキツイ登りです。
反面、遮るものがないと言うことは空もよく見えるということ。
北岳の頂も見えてきました。
コツコツ標高を稼ぎ小太郎尾根までくると涼しい風が吹いてきます。
景色も高山っぽくなってきて、気分も爽快。
森林限界を超えた稜線歩きが始まると、北岳近し印象。
青い空に湧く雲、北岳が待っています。
そんな小太郎尾根を歩くことまもなくして北岳肩ノ小屋に到着。
今は北岳に向かう唯一のルートであり、肩ノ小屋を宿泊地とする方が大半のようです。
そんな肩ノ小屋も、既に真昼間の静寂を取り戻しておりのんびり休憩をさせてもらいました。
さて、ここから一登りで北岳山頂なんですが…
なんだか湧く雲がガスのように変わり、あれよあれよと周囲を包み込み。
6時間かけて歩いてきた山頂は…
間際でガスガスです。
どうですかぁ!この北岳山頂から見渡せる景色は!とお伝えしたいのですが…
30分くらい待っていても…ダメ。
そんな訳でピークからの眺望を諦め北岳山荘へ向かい高度を落とし始めると…
所詮、こんなもんですね。
でも、さすがに登り返す根性はなく、ヘタレです。
そして本日の宿泊地となる北岳山荘には午後3時前に到着。
さっそく受付を済ませてテン場に行くとまだ2張のみ、設営箇所は選びたい放題です。
で、まだまだ時間も余りまくっているので、今回持ち上げてきた道具を広げ撮影をして遊びます。
少しご紹介を…
■前列左から
・コッフェル:EVERNEW/Titaninm深型S Pot500
・ストーブ:EPI/REVO-3700 S-1028+EPIgas(パワーカートリッジ)110g
・救急キッド:deuter/First Aid Erste Hilfe(中身は薬やソーイングセット、ビニールテープetc.)
・テントライト:Coleman/LED ライト
・座布団:ISUKA/Comfy Seat
・防寒着:TNF/アコンカグアジャケット (ダウン)
・雨具(上下):mont-bell/レインフィールダージャケット
■2列目左から
・シュラフ:mont-bell/U.L.A.ダウンハガー#3
・マット:mont-bell/U.L.コンフォートシステムパッド 150
・テント・フライシート・ポール:アライテント/エアライズ2
・着替え:下着や行動着etc.
・マット:RIDGEREST/サーマレスト
ちなみに…
・写ってはいませんが、ザックはkarrimor/Cougar50-75でコレが意外と単品で重い。
・更に下に敷いてあるシートは、いつも山へ持って行く“出光”から貰ったレジャーシートで、
最大の利点は、使い続けているが故、折れ目ならどっちにでも折れる便利仕様となっております。
そんな撮影をしたり、テントを設営したり、食事をしたりしていたら…
空が赤く染まり始めていました。
北岳も山頂部分だけが頬を染め始め、
少しだけアーベンロートな北岳さんです。
そして反対側に目を向けると、そこには中秋の名月前日のお月さんに富士山のツーショット。
さすが稜線上のテン場は違うなと関心仕切り。
重い荷物を上げてきたご褒美とばかりに素晴しい景色を見せてもらいました。
明日へ続く…