硫黄岳。 [trekking]
2012年1月28日(土)のお話。
皆さん、何度も歩きたい山ってありますか?
私自身、恒例の夏沢鉱泉山行の時季がやってまいりました。
これでお世話になるのは4度目。
この夏沢鉱泉に来ないと新年が始まらないと言っても過言ではない?くらい好きな場所です。
で、せっかくですから少し夏沢鉱泉のご紹介を・・・
場所は南北八ヶ岳の分岐点となる夏沢峠の中腹に位置しており、最寄駅はJR茅野駅。冬季は茅野駅までの送迎サービスがあり、マイカーの場合は茅野市運動公園にタダで車をデポしてピックアップしてもらえます。今までの経験では午前9時頃の集合で10時半には歩き始めることができ、当日の硫黄岳往復は十分に可能です。冬季の宿泊料金は1泊2食付11,000円(税込)で、食事は温まるお鍋でおかずも豊富、生ビールからワイン等、飲み物も充実しています。お部屋に関しては混みあう休日の単独は大部屋対応ですが、基本的に夫婦やカップル・仲間同士は休日でも個室が用意されるので、山小屋慣れしていない方でも民宿気分で問題なしかと思われます。更に設備面もよく、鉱泉なだけありお風呂にも入れますし備え付けの石鹸やシャンプーも使用可能、トイレは暖か便座の水洗です。また各部屋にはコンセントもあり携帯電話やデジカメなどのバッテリー充電くらいなら問題ないでしょう。何よりも冬季の硫黄岳と天狗岳の両方に土日で行けるのは素敵な立地だと思いませんか?
そんな夏沢鉱泉山行1日目の天気は青空が覗くスタートとなりました。
夏沢鉱泉から向かう先は基本的に硫黄岳か天狗岳、途中のオーレン小屋までは同じルート。
ですので、何度も歩いたことのある道の途中には印象的なトコがあったりします。
そのひとつに私が勝手にループツリーと呼んでいる木があり、
なかばランドマーク的な存在で、夏沢鉱泉からの所要時間で当日の体調が計れたりもします。
そして体調もまずまず、夏沢鉱泉からCT通りでオーレン小屋に到着です。
冬季休業中のオーレン小屋ですが休憩には最適な場所。
しかし今年は雪が少ない…日本海側では大雪とのニュースが騒がれているのですがね。
そしてオーレン小屋からひと登りで南北八ヶ岳の分岐点である夏沢峠に到着します。
が、案の定・・・
硫黄岳にはガスが冠り強風の様相、目的であった硫黄岳からの眺望もお預けっぽいです。
いつも通り夏沢峠でアイゼンとピッケルの準備、ネックウォーマーにゴーグルも忘れずに…
この先すぐに森林限界を超えると、今までの穏やかな環境が嘘のように激変してしまうんですよね。
ほら、こんな感じ。
常に強風が吹く冬の硫黄岳は、風で雪が飛び積雪は少なく例年並と言ったところでしょうか。
気温は昨年より低くないものの、吐く息でネックウォーマーはカチカチに凍結、
しかしゴーグルにネックウォーマーをしていなければマツ毛に鼻毛は完全凍結ですよ。
そんな硫黄岳山頂部は夏沢峠からの見た目どおりガスがかかり視界不良。
爆裂火口に落ちないように気をつけましょう。
それで例年の如く、強風に負けず、寒さにも負けず、コツコツ歩けば山頂に到着。
しかし長年の夢?目的?願望?希望?であった硫黄岳の眺望は、またもやお預け。
どうも相性が良くないようで、いつもと同じ画なのがさみしいです。
山頂には避難小屋?みたいな小屋があり、半分ほど雪に埋まっていたのですが、
匍匐(ほふく)前進すれば入れないことないので入ってみることに、
そこは風から身を護れる場所であったため、気温は低いのですが体感的にはとても暖かい。
少し時間もあるのでガスが晴れるのを期待して待ってみる事にしたのですが、そこで失敗を・・・
小屋の中でカメラのレンズに息をかけてしまい、そのままレンズが凍結。
それもそのはずで気温は-21℃、当然にして夏沢鉱泉に戻るまで解凍されず写真撮影は不能。
経験は人を成長させてくれます。
そんな夏沢鉱泉山行1日目の硫黄岳は、今年もその素敵な眺望を見せてはくれませんでした。
目的果たせずとはこのことです。でもイイんです!また来れば良いだけですからね。
そんな硫黄岳山行でした。
皆さん、何度も歩きたい山ってありますか?
私自身、恒例の夏沢鉱泉山行の時季がやってまいりました。
これでお世話になるのは4度目。
この夏沢鉱泉に来ないと新年が始まらないと言っても過言ではない?くらい好きな場所です。
で、せっかくですから少し夏沢鉱泉のご紹介を・・・
場所は南北八ヶ岳の分岐点となる夏沢峠の中腹に位置しており、最寄駅はJR茅野駅。冬季は茅野駅までの送迎サービスがあり、マイカーの場合は茅野市運動公園にタダで車をデポしてピックアップしてもらえます。今までの経験では午前9時頃の集合で10時半には歩き始めることができ、当日の硫黄岳往復は十分に可能です。冬季の宿泊料金は1泊2食付11,000円(税込)で、食事は温まるお鍋でおかずも豊富、生ビールからワイン等、飲み物も充実しています。お部屋に関しては混みあう休日の単独は大部屋対応ですが、基本的に夫婦やカップル・仲間同士は休日でも個室が用意されるので、山小屋慣れしていない方でも民宿気分で問題なしかと思われます。更に設備面もよく、鉱泉なだけありお風呂にも入れますし備え付けの石鹸やシャンプーも使用可能、トイレは暖か便座の水洗です。また各部屋にはコンセントもあり携帯電話やデジカメなどのバッテリー充電くらいなら問題ないでしょう。何よりも冬季の硫黄岳と天狗岳の両方に土日で行けるのは素敵な立地だと思いませんか?
そんな夏沢鉱泉山行1日目の天気は青空が覗くスタートとなりました。
夏沢鉱泉から向かう先は基本的に硫黄岳か天狗岳、途中のオーレン小屋までは同じルート。
ですので、何度も歩いたことのある道の途中には印象的なトコがあったりします。
そのひとつに私が勝手にループツリーと呼んでいる木があり、
なかばランドマーク的な存在で、夏沢鉱泉からの所要時間で当日の体調が計れたりもします。
そして体調もまずまず、夏沢鉱泉からCT通りでオーレン小屋に到着です。
冬季休業中のオーレン小屋ですが休憩には最適な場所。
しかし今年は雪が少ない…日本海側では大雪とのニュースが騒がれているのですがね。
そしてオーレン小屋からひと登りで南北八ヶ岳の分岐点である夏沢峠に到着します。
が、案の定・・・
硫黄岳にはガスが冠り強風の様相、目的であった硫黄岳からの眺望もお預けっぽいです。
いつも通り夏沢峠でアイゼンとピッケルの準備、ネックウォーマーにゴーグルも忘れずに…
この先すぐに森林限界を超えると、今までの穏やかな環境が嘘のように激変してしまうんですよね。
ほら、こんな感じ。
常に強風が吹く冬の硫黄岳は、風で雪が飛び積雪は少なく例年並と言ったところでしょうか。
気温は昨年より低くないものの、吐く息でネックウォーマーはカチカチに凍結、
しかしゴーグルにネックウォーマーをしていなければマツ毛に鼻毛は完全凍結ですよ。
そんな硫黄岳山頂部は夏沢峠からの見た目どおりガスがかかり視界不良。
爆裂火口に落ちないように気をつけましょう。
それで例年の如く、強風に負けず、寒さにも負けず、コツコツ歩けば山頂に到着。
しかし長年の夢?目的?願望?希望?であった硫黄岳の眺望は、またもやお預け。
どうも相性が良くないようで、いつもと同じ画なのがさみしいです。
山頂には避難小屋?みたいな小屋があり、半分ほど雪に埋まっていたのですが、
匍匐(ほふく)前進すれば入れないことないので入ってみることに、
そこは風から身を護れる場所であったため、気温は低いのですが体感的にはとても暖かい。
少し時間もあるのでガスが晴れるのを期待して待ってみる事にしたのですが、そこで失敗を・・・
小屋の中でカメラのレンズに息をかけてしまい、そのままレンズが凍結。
それもそのはずで気温は-21℃、当然にして夏沢鉱泉に戻るまで解凍されず写真撮影は不能。
経験は人を成長させてくれます。
そんな夏沢鉱泉山行1日目の硫黄岳は、今年もその素敵な眺望を見せてはくれませんでした。
目的果たせずとはこのことです。でもイイんです!また来れば良いだけですからね。
そんな硫黄岳山行でした。