SSブログ

異人館。 [area]

先週のコンプライアンス休暇前半に出かけた三都物語初日のお話。

神戸には異国情緒豊かな明治期建築の洋館が建ち並んでいます。
P2054965.JPG

時の頃、1858年(安政5年)に日米修好通商条約の批准により、後に神戸港が開港され、
鎖国状態であった日本に外国人居留地が設けられ、外国文化がどっと流れ込んできたようです。
P2054966.JPG

当時は日本側に厳しい不平等条約であった日米修好通商条約が、
平成の今、振り返ることで当時の異国文化を知る観光地となったもの皮肉なものですね。
P2055028.JPG

そんな洋館には意匠が凝らされた重厚なアンティーク家具が並び、
P2054969.JPG
甲冑などをインテリアとして飾り、
P2054997.JPG
当時は仕事道具であっただろうタイプライターも、今となってはインテリアです。
P2054973.JPG

なかでも調度品には生活感を感じるものが多く、
P2054970.JPG
お酒を楽しむ社交場としての空間には、とびきりセンスが光っています。
P2054979.JPG
P2054989.JPG
P2054978.JPG
更には調理場を公開しているところもあり、
P2054986.JPG
明治期とは思えない文化を感じることができます。
P2054987.JPG

そんな調度品もフランスの老舗ブランドが作るスーツケースで運ばれていたようで、
P2055032.JPG
古今、良きモノは時代に流されず愛されると言うことを象徴しているかのようです。

このような歴史の証人でもある異人館も、最盛期には100棟以上建ち並んでいたようですが、
戦火や都市計画、老朽化に災害等によって姿を消し、今では20数棟だけとなってしまったようです。

現代日本の街並は、あまりにも広告看板に満ち溢れ落ち着きのなさを感じます。
この中途半端に取り入れてしまった資本主義偏重の街並みを変えていきたいですね。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。