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旭岳。 [trekking]

2013年9月2日(月)のお話。

遅い夏休み、今年は久しぶりに北海道を訪れてみました。
朝一の飛行機に乗れば8時過ぎには北海道(旭川)の地に立てます。
便利な世の中ですね。

さて、移動日ではあったがまだ朝も早いので旭岳を歩いてみることにします。
旭岳は北海道最高峰であるが旭岳ロープウェイのおかげで標高1,600mまで楽々ピックアップ。
夏季シーズンは朝の6時から営業しているようです。

ただ、当日は秋雨前線のおかげで視界不良、姿見ノ池からも山容は見えません。
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加え、足元に広がる草紅葉もまだまだの様子、
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少し残念な感じは否めません。

さて、気持ちを切り替えハイクアップ開始です。
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どうやら登山道は火山礫のガレ場のようで、活火山ならではですね。

視界不良な山歩きでも、時々ガスの切れ間からは眼下の様子が少しだけ窺え、
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一瞬のその姿になんとなく壮大な北海道に来たのかな?
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なんてことを少しだけ心で思い、妄想を膨らませる山歩きでした。

噴気孔から流れる硫黄の臭いを所々感じながらのハイクアップ。
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九合目を過ぎた辺りで目印となる金庫岩に到着。
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でも、ここはちょっとした要注意ゾーンらしい。
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それは濃霧時にニセ金庫岩につられてルートを外すということ・・・
1989年に発生したSOS遭難事件の遭難現場はこのニセ金庫岩の先だったようだ。
でも、今はご覧の表示板とロープが張られていました。

ともあれ終始ガスに包まれた旭岳山行。
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山頂からの望むことのできる大雪山系の山々を一つも見ることは出来ませんでした。

この旭岳は高山植物の宝庫。
ただ、今はオフシーズン・・・辺り一面にあるのはチングルマの実。
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そしてそっと一輪だけ咲いていたメアカンキンバイ。
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いつか初夏に訪れてみたいです。

先日、NHKのニュースで日本一早い旭岳の紅葉が放送されていましたね。
なんとも端境期に出かけたもんだと思ったりして・・・
でも、人も少なくのんびりには最高の山行でした。

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