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白馬岳・杓子岳・鑓ヶ岳・不帰ノ嶮・唐松岳。 [trekking]

2010年9月18日(土)のお話。 つづきです。

当日、白馬岳山頂直下の日の出時刻は午前5時29分。
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モルゲンロートに染まる白馬岳。
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剱岳、立山連峰もお目覚めです。
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昨日の天候とは一転、
神々しい朝日に包まれ、今日は最高の1日になりそうです。
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2日目のプランは白馬山荘から白馬岳に一旦戻り、不帰キレットを経て唐松岳、そして唐松岳頂上山荘まで向かう7時間55分、標高差476m、累積標高差プラス1,148mマイナス1,370mの行程です。
さて、サッサと朝食を済ませ、昨日素通りした白馬岳山頂に立ち寄ります。
見てくださいこの晴天、雲ひとつありません。
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こちらは昨日風雨のなか歩いてきた小蓮華尾根方面。
こんな感じだったのですね…
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さて、こちらは本日歩く稜線、期待が膨らみます。
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白馬岳とお世話になった白馬山荘にお別れです。
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さて次は杓子岳(左)、その奥には鑓ヶ岳も見えます。
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この杓子岳をはじめ、この主稜線はフォッサマグナの縁にあたり、
東側(右)が鋭く絶壁となり、西側(左)は緩い地形となる非対称山稜が観察できます。
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鑓ヶ岳山頂から見た白馬岳と杓子岳の構図はポスターなどでよく見かけますね。
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昼前あたりになると、だいぶガスが湧いてきました。
この天狗平周辺は高山植物の宝庫らしいですが、当日はちょぼちょぼです。
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この天狗の大下りは不帰キレットの最低鞍部まで300mも高度を落とします。
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不帰ノ嶮を見ながら白馬山荘で作ってもらったお弁当にします。
ちなみに不帰ノ嶮は左から1峰、2峰北峰、2峰南峰、3峰となります。
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不帰ノ嶮も黒部側に付いたり信州側に付いたりと比較的安全なルート取りがなされ、
各所に鎖や梯子も完備、高所恐怖症の私でも難なく歩くことが出来ます。
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3峰手前の稜線上からは唐松岳山頂にいる人が確認できました。
どちらかと言うと不帰ノ嶮は4つの峰をアップダウンするイメージの方が強いかもしれませんね。
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唐松岳山頂には多くの人が…さすが休日の唐松岳ですね。
この人の多さは少々苦手です…
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本日は唐松岳頂上山荘(1泊2食+お弁当10,200円+南館使用料800円)にお世話になります。
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リニューアルした南館はとてもきれいでした。しかも喫茶店付きでケーキセットまで…
やはり北アすごいです。
この日は前日から同じルートを歩いている新潟県三条市のおっちゃん2人とも同部屋に、
あれこれ山談義に花を咲かせながら2日目の山歩きも最高なまま無事に終了しました。

栂池・乗鞍岳・小蓮華山・白馬岳。 [trekking]

2010年9月14日(火)~20日(月)まで、遅い夏休みと3連休を組み合わせ長期休暇を取得。
そんな訳でどっぷりと山に浸ろうと北アルプスに向かったわけです。

2010年9月14日(火)のお話。
普通の山好きであれば休暇1日目の早朝から歩かれるのでしょうが、私の場合…ここ連日の残業続きに徹夜の移動、更に寝不足での山歩きに弱音を吐き、14日は単なる移動日とあてこみました。
朝8時に自宅のある小田原を出発して、昼に白馬村に到着。せっかくですので八方池まで行ってみようと八方尾根の黒菱駐車場(無料)に車をデポ、そこから黒菱第3リフト(往復500円)で黒菱平までピックアップ、黒菱平からはグラートクワッドリフトを利用しなくとも整地された登山道を1時間程度歩けば八方池まで行けます。
その八方池ですが、思っていたほどの大きさはなく、最初は溜め池かと思ってしまうほど…
更に当日は途中で雨にも降られ、後立山の山々もガスの中、絶景はお預けかなと思っていたとき、
恥ずかしがり屋さんの白馬三山が山腹だけをチラチラッと見せてくれました。
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結局、後立山の稜線を仰ぎ見ることが出来ずじまいであったこともあり、
明日からの天候回復と後立山縦走が良いものとなるように畔の祠にお祈りしてみました。
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と、どうでしょう。東の空から順序良く青空が広がってきたではないですか。
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とまぁ、ここまでは良かったのですが…
天気予報は下り坂、挙句の果てに寒気が入りこみ雷の危険も…
結局、翌日から天候が崩れ2日間の雨降りに、縦走計画も2日間先送りとなってしまいました。

2日後、2010年9月17日(金)のお話。
天気予報はイマイチ、しかし翌日以降の天候回復に期待が持てるため、後立山縦走計画開始です。
初日のプランは栂池から小蓮華尾根を歩いて白馬岳、そして白馬山荘まで向かう6時間30分、標高差1,102m、累積標高差プラス1,315mマイナス305mの行程です。
当日は栂池高原駐車場(1日300円)に車をデポ、栂池パノラマウェイ(片道1,720円)でゴンドラとロープウェイを乗継ぎ栂池自然園までピックアップ、栂池ヒュッテと栂池山荘の脇から縦走スタート。
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歩き始めから1時間程度で高層湿原の天狗原に着きます。
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初夏の天狗原にはアヤメやワタスゲが咲き誇るようですが、この時季は淋しい感じです。
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天狗原からはゴーロ状の急斜面を乗鞍岳に向けてハイクアップして行き、
だだっ広い乗鞍岳山頂に着いた頃にはガスが広がり、雲行きがやや怪しくなってきた。
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乗鞍岳山頂から一旦高度を落として、高山湖の白馬大池までは天狗原から2時間弱です。
白馬大池周辺にはチングルマの実が一面に広がり、時季が合えば素晴しい光景が見れそうです。
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この白馬大池から小蓮華尾根に取り付くのですが、既に森林限界を超えているようで、
尾根に取り付いた途端、急に風雨が強まり始めてしまいました。
晴れていれば展望の良い尾根歩きが楽しめるようですが、辺り一面はガスに包まれ、
画像右の新潟県側からの風雨は時間を追うごとに強まる一方です。
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白馬大池から2時間程歩くと、後立山で唯一信仰対象となっていた小蓮華山(大日岳)に着きます。
2007年に山頂の一部が崩壊したようで、トラロープが張り巡らされていました。
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とまぁ、写真撮影はここまでです。
この後は更に風雨が強まり、とても撮影などできる状態ではなくなってしまいました。
三国境辺りから白馬岳に向かう途中でも、馬ノ背と呼ばれるヤセ尾根もどこだか分からない状態、
結局、白馬岳山頂でも状況は変わらず、あまりの寒さに素通りしてしまう始末です。

景色のない山歩きを終え「おつかれさま」と白馬山荘のスタッフは親切に声を掛けてくれます。
しかし宿泊手続きをするにも手がかじかみすぎて字がかけない…先日までの猛暑はどこへやら。
ちなみに白馬山荘(1泊2食+お弁当10,100円、ちなみにmont-bell会員は500円引きですが、私は期限切れでした)の夕食はトンカツ、さすが北アの山荘は違いますね。そしてナゼか夕食後は暖かい談話室で漫画「沈黙の艦隊」を読みふけり、あっという間に消灯時間に…

夜中2時頃、既に頭上には満天の星空が広がり、日本海側の夜景もきれいに輝いてました。

後立山連峰。 [trekking]

9月の遠征は縦走計画を立てて歩いてきました。
2010年9月17日(金)~19日(日)で後立山連峰trekkingです。
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天候に振り回され当初の計画通りには歩けなかった山行でしたが、
稜線を歩いた3日間で浴びた紫外線は肌に歩いた証拠を残してくれました。

弘法山。 [walking]

秦野市のシンボル的な山である弘法山を歩いてきました。
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権現山の展望台からは秦野盆地が見渡せます。
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鶴巻温泉駅から弘法山を経由して秦野駅までの約7㎞程度のハイキングでしたが、
先日の鎌倉アルプスの時と違って風がなく、暑さに汗が噴き出した山歩きとなりました。

Obelisk DLX Ms. [mt.(item/goods)]

衝動買い的な観がありましたがMAMMUT“Obelisk DLX Ms”を購入しました。
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基本的に普段履きになりそうですが、遠征の行動時には重宝しそうです。
定価の半額以下…とにかく安かったので即買いでした。

大銀杏。 [area]

2010年3月10日に倒木した鶴岡八幡宮の大銀杏は、既にこんなに新しい命を芽吹いておりました。
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SINGLE‐TRACK. [mt.(item/goods)]

先日の鎌倉アルプスや写真山行の時に愛用しているフットウェアがあります。
トレラン用として供給されているTHE NORTH FACE“SINGLE‐TRACK”です。
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決してトレランを始めるつもりはないのですが、TNFのラインアップ中で最軽量にあるということと、インソールとアウトソールから伝わる低反発的な足裏感覚に引き込まれました。また、色使いがカラフルで普段履きでも問題ないところもお気に入り点のひとつです。
最近はピークハントではない山歩きや写真散歩など、普段歩きの場も増える傾向にあり、しっかりと活躍してもらっています。

鎌倉アルプス。 [walking]

鎌倉アルプスを縦走してきました。
歩き始めは北鎌倉にある禅寺の建長寺が起点です。
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取り付きは境内の奥にある半僧坊、急勾配で一気に高度を稼ぎます。
しかし人工的な傾斜はキツイ…
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が、アッという間に稜線上です。
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しかも予想以上にちゃんとした縦走路でびっくり。
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更に縦走路からは横浜ランドマークタワーまでよく見えます。
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そして反対側からは鎌倉の街並みと相模湾もよく見ます。
若宮大路が真っ直ぐこっちへ向かっているので、ここは鶴ヶ岡八幡宮の真後ろにあたるのでしょう。
ちなみに参道を中心に左側が材木座海岸で右側が由比ヶ浜です。
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おっと、誰かが見ていると思ったら…少しびっくりですね。
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とまぁ、こんな感じで縦走していると花寺で有名な瑞泉寺付近の住宅街に下山してきます。
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横浜市の最高峰大平山(159m)を中心とした約5㎞のアルプス縦走は、意外に心地良い風が吹き込み、快適な時間を過ごすことができました。地上の暑さに悩まされている方は是非、標高100mの縦走路を歩かれてみたらいかがでしょう。

そりゃ~世の中はひろいよ。 [and so on.]

今夏、涼みに行った美ヶ原高原美術館でのこと。
芸術肌ではないのですが、ちょっと気になるのが居りまして…
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題名【羊の旅‐この世にはまだ知らない事がいっぱいある】
そりゃそうだろ。
扉の前で立ち尽くしちゃってさ。

そんで不意に頭を過ぎった言葉が…
『わたくし、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、
姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します』
羊ですが同じにおいがしました…

鳳凰三山に咲く花。 [flower]

ピークハント山行だった鳳凰三山にもお花は沢山咲いていました。

まずはドンドコ沢の木陰に咲いていたレンゲショウマです。
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これはオトギリソウですかね。
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小さな小さなヒナコゴメグサは可憐です。
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鳳凰小屋周辺に咲き乱れていたヤナギラン。
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鳳凰三山にしか咲かないホウオウシャジン。
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そして稜線上に咲き誇っていたのはタカネビランジです。
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鳳凰三山ではテントを担いだ山行だったもので、荷が重く集中して撮影が出来なかったのですが、最近では地に咲くお花がよく視界に入るようになり、目にもやさしい山歩きが楽しめています。

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